OKワゴンにはドイツ・ベバスト社製のFFヒーターを取付けてますが、今回は自社用のヒーターを試作する為に初めて中国製を購入し、どんなものかバラシて驚いた話しの続きです
製作レポート:工事不要・配線工事不要のFFヒーター【2】
外側のBOXを外して目についたのは透明の燃料ホースで、どうしても中国製という偏見で見てしまい、頼りない感じもしますが・・・
大丈夫でしょう
ただしチョッと気になるので、いつもベバストで使ってる燃料ホースに交換しようかな
燃料タンクは、底に燃料取り出し口が付いてるシンプルな構造でチャチな感じしますが、逆にシンプルな方が良い場合も多い訳で・・・
大丈夫でしょう!
ただ、そのタンクやポンプなどへ接続されてる透明の燃料ホースは突っ込んであるだけでホースバンドで締め付けされてなくて・・・
大丈夫なんだろうか?
チャイナ基準では大丈夫なんでしょうが、いつものベバスト社のをホースに替える時にホースバンドも付けましょうね
それと、高温を発する排気パイプの直ぐ横を燃料ホースが通ってるのも気になりました
大丈夫なんだろうか?
チャイナ基準ではOKでしょうが、弊社としては場所を変えるか、出来なければホースにカバーしようかな
という感じの中華FFヒーターの第一印象でしたが、とにかく動かしてみよう!
ほほ~リモコンで操作できるんだ!
これベバストより便利やん!
しかも、ポンプ送りの操作も出来る!
うん?
ポンプは動くけど、燃料が進んでいない!
こういう時、透明のホースって便利ですね
ポンプは動いてるけど燃料を吸ってないのが分かります(^_^;
何でだろう?と見てると・・・
ポンプ取付け角度が微妙で燃料ホースが折れている!(◎_◎;)
ポンプの角度を変えてやり、ホースの折れを直すと燃料が流れだして、無事に燃焼を始めました!
おお~!
メッチャ暖かい(^。^)
と、喜んだものの・・・
大丈夫なんだろうか?
と、気になる部分あるものの、全体としてはコンパクトに良く出来ており安全性を改良してやれば、作業場スタッフの暖を取るヒーターとして使えそうな事が分かりました
それでスタッフに不安を感じた部分を交換して作業用ヒーターを作る様に指示して、直ぐ追加で3台のチャイナ製ポータブルFFヒーターを発注!
作業用ヒーターを一人のスタッフだけに与えるのは不公平だし、本格的な冬が来る前に揃えたかったのですが、初回のと合わせて合計4台分の金額がドイツ・ベバスト社の1台分より安いのは、恐るべしチャイナ!
そして追加で届いた3台をバラシましたが・・・
ビックリ!(◎_◎;)
1台は排気口の部分に付いてるべき楕円形の赤いシリコンパットが付いてない!
これについての質問をメーカーに送ってますが返事ありません
仕方がないのでパット無しで使っており、今のところ熱など大丈夫ですが、長期間使うには必要なパーツで・・・
大丈夫じゃないと思われます(^_^;
これは複数台数をバラさなければ気付かなかったでしょう
そして別の1台は電気配線のカバーが擦れて剥き出しになっており、電線の一部が切れていたんです!(◎_◎;)
状況としては本体仕切り板の外に電気配線が出ている部分で・・・
ブリキの穴を通してあるんですが、その縁で擦れてました
この部分です
擦れた赤い電線カバーの粉が付いてるの分かります?
大丈夫なんだろうか?
いやいや!
こりゃ、危険バイ!(>_<)
今回たまたまで、仮にあと996台を調べて全て大丈夫だったとしても0.1%の確率で擦れてる訳でゼロではありません
それに穴の縁のバリの状態を見ると、やがて他のも同じ様に擦り切れる可能性はあります
超格安な中華製ポータブルFFヒーターはパッと見た目はイイ感じで、実際に感心されられる良い部分もあるけれど、チョッとした作りが粗かったり、そのままでは危ない部分もある事が分かりました
ポータブルでないFFヒーターのキットを購入される方は詳しくて配線・配管など自分でチェックしながら取付けてあるので大丈夫でしょう
でも、ポータブルFFヒーターはある程度の完成品が送られてくるので、購入された方で本体を開けて確認する事なく、そのまま使ってる場合もあると思われ、やがて振動により・・・とならない事を願ってます(>_<)
この危険な中華製ポータブルFFヒーターですが、その危険な部分を排除してやれば充分に使える訳で、弊社では燃料ホースを全て外して付け替え、もちろんホースバンドも取付けて、そして電気配線もやり替えて、【A】作業用ヒーターとして使っており気に入ってます
そして、実際に使って気付いた点を改良して、【B】別の目的のヒーターを試作して使ってます
そして更にそれを改良・進化させて【C】車中泊用ヒーターキットを試作して使ってますが、それら【A】【B】【C】の紹介は、また後日!
※後日の書き込みはコチラでご覧頂けます