前回【その1】はコチラ
10日ほど前に紹介した、大阪の81歳Y様お引取り来店された時の、注文を頂いた経緯までの話し【その1】の続きです。
豊中のご自宅に伺い、N・BOXスロープ車の採寸をして、注文を頂いた後、コーヒーとケーキを頂きながら話してたら・・・
『出来上がったら九州まで取りに行くわ』
『えっ!(◎_◎;) わざわざですか?』
『慣らし運転かねて、ちょどイイわ』
『そ、そうですか(^_^;』
と、そこまでは良かったのですが・・・
『3月20日頃に引取りに行こかな』
『えっ!そりゃチョッと間に合わんです・・・』
『せっかく行くなら桜の時期に行こかと』
『はぁ・・・でも・・・』
『わての人生、もう残り無いねん、間に合わせてや』
『はぁ・・・わかりました(^_^;』
人生の大先輩でもありますし、何とかするか・・・
戻ってから現場に無理言って対応してもらったところ、18日の夕方に、翌19日朝には完成するメド付いたので、Y様宅に電話したところ、奥様が出られて・・・
『主人は今朝出発しましたよ。下道をずっと走って行くって。行きはベッドが無いのでホテルに泊まるとか言ってました』
との事で、携帯番号をお聞きし、運転中かもしれないので、ショートメール送信。
既にどこまで走ってあるか分かりませんが、20日でなく19日にお引渡し出来るなら、19日はホテルに泊まらず新たなベッドキットで車中泊が出来るんじゃないかと思ったのです。
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すると、19日の朝、電話あり『もう山口まで来てるから今日引取りに行くわ。ナビ見ると14時頃には着けそうやねん。』
そして、おみえなられたのでN・BOXスロープ車を広場に入れてベッドキットの設置。
大阪Y様宅での私の採寸が甘くて、受けパーツの高さの微調整が必要でしたが、ちゃんと設置する事が出来まして、Y様も喜んであったのですが・・・
調整作業の間ブラブラさられてたY様が、N・BOXデモカーの後部棚板が気に入ったらしく・・・
『この棚が欲しいねん。作って!』
とのムチャ振り!(◎_◎;)
今までエブリィで全国各地アチコチ行かれ、今後このN・BOXスロープ車で北海道にも行く予定のY様にとって、荷物を収納するスペースは重要で、こんな棚があると凄く便利で、それで要望されたのです。
しかし、スロープ車N・BOXの壁面形状はノーマル車とは異る為、棚板はそのまま使えず、新たに作るとなると簡単ではありません。
事前ご連絡を頂いた上で、作業スタッフの段取りを調整しておく必要あり、型取りして製作しなくてはならず、半日は掛かる事になるので、普通のお客様なら・・・
『そげな事ば急に無理に言われても無理バイ!
帰って自分でDIYで作ってや』
と答えるのですが、今回わざわざ大阪からお越しなられた、しかも81歳の大先輩、それにY様宅で品の良い奥様から美味しいケーキとお茶を頂いたし・・・
それで、何とかしちゃろタイ!と思い、急遽N・BOXスロープ車を8号棟の前に移動し、木作業スタッフNの仕事を中断させて、急遽、Y様の後部棚板の製作を指示。
時間が無いので、棚板専用のフラッシュ材でなく、15ミリ合板で作る事にし、塗装もせずに対応し、Y様ご要望の奥行をなるべく広くという事で製作し、だいたいの完成メドが付いてきたので・・・
これ、クルマにビス穴一つあけてない、ポン置き式なんですよ(^ .^)y-~~~
ブラブラしてあったY様を8号棟に呼んで・・・
『ほら、こんな風になりますよ』
『おお~!こりゃスッゴク便利になるわ!
これだけ広いと荷物がたっぷり置けるから、北海道にも行けそうだな』
と喜び、満足されてあったので、バタバタ大変だったけど、いい事をしたなぁ、と満足していたらY様が・・・
『車イス用のスロープあるやろ。これ邪魔やねん。取っ払ってぇな』
『えっ!?えぇ~!(◎_◎;)』
・・・と、この話し、長くなるので、また後日ゆっくり(^_^;
この話しの続き、【その3】はコチラ