巧の技 椅子職人
Yahoo!のショッップでキッズコーナーが売れて、補充在庫分の製作打合せに
大川のソファ屋さんを訪れたところ、こんなのがありました。
そうです、バイクのサドルです。
このソファ屋さんは、年配のご主人が一人でされてあり、スナックなどの特注製作や
張替えなどを主にされてあり、鳥栖店を始めて間もなく、イスの張替えの要望があり
その時からのお付き合いで、今では張替えとは別に、レストランの特注ソファなどの他
キッズコーナーやキャンピングカーのマット部分、医療施設のリハビリ用マッサージ台
などチョコチョコと無理なお願いをしていますが、こんなのも出来るとは知らなかった!
息子さんから頼まれて、張り直したそうですが、サドルのビニールがボロボロだと、
合皮の型を取るのに苦労したそうで、ウチが張替えを頼んだらいくら位かかるのかを
聞いても、物を見てみないと何とも言えないとの事でした。
画像上が張り直したサドルで、画像下に見えるのが、元々のサドルのビニールです。
このビニールがボロボロだと、型が取れなくて大変だそうです。
また、古いタイプで、サドル本体が鉄で出来たのは、難しいそうです。
画像左のサドルは本体がプラスチックで出来てますが、右のは本体が鉄製。
ガソリン価格が上がってきて、ちょっとした買い物や通勤などに、バイクが見直されて
いますし、梅雨が明けたらバイクにも良い季節ですので、車庫で埃をかぶっている
古いバイクのサドルを張り直して、使ってみましょう!
現状の画像を頂ければ、大体の価格を聞いて見ますよ。
それと、今のスクーターは大型になっており、知人から、後部シートの座面が高くて、
後ろに乗る彼女の足が足置きに届かないので、シート後部を薄くして と頼まれて
作った事もあるそうです。
大手のソファや椅子メーカーでは、こういう単発で手作業の仕事はなかなか請けて
くれませんが、職人技を受け継いで、大川も家具産地として生き残って欲しいと痛感