OKワゴンの進化 電源管理パネル
軽キャンピングカーOKワゴンの開発(この表現カッコイイ!)にあたり、こだわっている
点は、何と言っても大川の木工技術を生かした家具の部分と、それを鳥栖建材屋の
技術で取付けている事と、電気の技術を生かして電装関係を充実させている点です。
その、こだわりの電装関係を使い易くする為に、電源集中管理パネルがありますが、
これにはホント、他社ではマネする事が出来ない技術と発想がギッシリ詰まっています
このパネル表面の、アクリル板の文字彫りについては、大川の技術のレーザー加工で
記入しているというのは、2月13日のブログで報告済みですが、今回より文字以外の
メーターやスイッチ部分に穴を彫る加工についても、大川の技術を取入れました。
今まで、このアクリルパネルの穴開け作業は、ジグゾーやドリルで手作業で行っていた
ので1個1個が微妙にずれたり、加工途中にアクリル板が割れたりして、とても神経を
使い、作業時間も掛かっていた為に、早くNC機械で加工をしたいと思っていましたが
その場合、データ入力の手間と負担(つまりお金)が初回には掛かってしまうので、
少量を作る場合は効率が悪く、すごく高価なモノになってしまうのです。
また、OKワゴンの進化の過程が早く、(と言うか初期段階だった為に)次を作る時には
新たな変化とか、新たな装置などが加わる可能性が大きく、先を見通して大量に作る
という事が出来なかったのです。
ただ、10台以上作り、基本が固まりましたので、今回より電源管理パネルの加工を
有る程度の枚数、大川のNC機械を持つ加工屋さんに、お願いしました。
いや〜早い!キレイ!正確!機械だから当たり前の事でしょうが、素晴らしい!
正確に、決められた加工の位置に、それぞれの決められた形状の刃物を選んで
ささっと動き、気持ちよく削っていく姿は、ずっと見ていても全く飽きません。
このNC工場は、普段は家具部材である木材を削っており、加工途中に出るのは
おがくずで、この、おが屑は集塵装置で集められ、溜まったおが屑は畜産農家が
引取り、畜舎の床などに敷き、糞尿で汚れたおが屑は、牧草や近隣の農家の畑
の肥料となり、リサイクルされています。
ところが、今回はアクリル板ですので、この削りカスが、のこ屑と混ざると、牛など
チクチクとしたり、牛や豚が口にするかもしれませんので、混ざってはいけません。
ですから、伺った時も、集塵装置を止めて混ざらない様に作業をしてありました。
また、木材の場合は素材の堅さや性質などにより、刃物の回転スピードや進む
スピードを微妙に変えないと、切削面が焼けたりガザガザなったりして、なめらか
にならず、家具の仕上りを左右するので、そこの微調整が加工屋さんのノウハウ
なのですが、アクリル板も割れたり溶けたりするので、回転数と進行スピードを
計算した結果、家具部材に比べて、時間が掛かって、さばけないそうです。
(1枚当たりの時間は大事で、何分かかるかが、価格に影響します)
こういう事も大川ならではの技術、と言えるのではないでしょうか (^_^)
そして ↓ コレがNC加工の設計図と言うべきものです。
私が見ても良くわかりませんが、各加工部分の座標はもちろん、加工場所により
異なる5個の刃物を使う事、加工手順、スピードなども書いてあるのでしょうか?
初回はこの図面を引くのと、NC機械にデータ入力する手間とコストが掛かるのです
また、左下の手書きメモの通り、今回のアクリル原板はいわゆる3x6サイズにて
(90cmx180cm)縦6横4枚の歩留まりで、合計24枚が出来てしまいます。
24枚という事は、OKワゴン24台という事かぁ・・・ (´_`;
さぁ、次回これを発注するのは、3ヶ月先か半年先か、果たして いかに!? (>_<)
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