OKワゴンの説明・・・家具素材
OKワゴンの売りのひとつでもあります、家具の素材であります天然木の木材に
ついての質問がきておりますので、この場で、少しご説明をします。
標準で、タモ材があり、色はライト色と、ダーク色のどちらかを、お選び頂けます
また、オプションで、ウォルナット材と、チーク材も、選ぶ事が出来、こちらは材の
色を生かして、着色無しのクリアー塗装仕上げとなっております。
これらの、材の違いというか、特徴について・・・
【タモ材】 銘木という規格が厳密にどうなのかは、良く知りませんが、標準架装に
使用しているタモ材も銘木の一つではないでしょうか。
大川でタモの家具というと、高級な部類になりますし・・・
用途: 造作材・家具・化粧用単板・野球のバットなど。
科 : モクセイ科
比重: 0.65
特徴: 辺材は淡い黄白色、心材は淡い灰褐色で、辺心材の境目は明瞭。
木理はほぼ通直だが肌目は粗く、時に縮杢などのしい杢が現れる。
重硬で靱性・弾力性に富んでいる。加工性・耐朽性は中程度。
【ウォルナット】 こちらは世界4大銘木の一つにもあげられるほどだそうで、
ヨーロッパではルネッサンス時代より家具用材として親しまれてます。
大川でも高級な家具でも使われておりますが、多くが突き板といって
無垢材を約0.2mmにスライスした単板を、他の安い無垢材やMDFに
貼った部材で作られており、それでも高級と謳っている場合もあります
その中で、無垢材を使っていたりすると、『おっ!』と一目置かれます
※突き板については、奥が深いので、また別の機会にご説明します
ウォルナット独特な紫味を帯びた褐色の素材を生かす為、着色工程を
加えずクリアー塗装が一般的で、突き板の場合は、材が揃うので問題
無いのですが、無垢材の場合は、一律同じ色でなく材により微妙に
バラつきがあって、家具にした場合統一感が無いので、組んだ状態で
一番濃い部分に合わせて、他の部分の色を若干着色して色合わせを
するのが一般的で、OKワゴンも同様の工程で行っております。
用途: 造作材・装飾材・高級家具・化粧用単板など
科 : クルミ科
比重: 0.63
特徴: 辺材は黄褐色。
心材は褐色〜紫褐色で、不規則な濃淡の縞を持つことが多い。
木理は一般に通直だが、交錯したものは装飾的な価値が高い。
肌目はやや粗く、美しい光沢をもつ。
やや重硬で靱性は高いが、加工性はよく、特に表面の仕上がりは良好。
耐朽性は中程度。
木材成分(タンニン)の影響で使い込むほどに渋みを増す。
経験変化で風格を増す。
【チーク】 こちらは世界3大銘木の一つです。
という事は4番目がウォルナットですね (^_^; タモは何番目だろう?
豪華客船の内装や高級ヨットの甲板などに使用され、特に水濡れに強く
木材の中では最も高い耐久性を持っております。屋外での使用にも適し、
雨ざらしで何年経っても腐りません。
ガーデンチェア・ガーデンテーブル用としては最高級の材料になります。
派手ではありませんが、落ち着いた雰囲気は飽きが来ず、使い込む度
に味わいが増してきます。
ただ、良質の材は入手が非常に難しく、太い木は幻になりつつあります。
大川でチーク材の家具というのは、ほとんど見ませんが、知合いの加工
屋さんが、店舗別注家具や高級造作材を請けた時の為に、在庫をして
乾燥させてあるので、簡単に手に入ります。
(チーク材を日本で一番取扱っている材木屋さんは、大川にあります!)
用途: 建具・床材・造作材・高級家具・船舶甲板材など
科 : クマツズラ科
比重: 0.57〜0.69
特徴: 辺材は黄白色、心材は金褐色〜濃褐色で、しばしば濃色の縞模様をもつ。
木理は交錯し、肌目も粗いが、光沢と香気を有する。
重硬で強靭なため加工性にやや難があるが、収縮が小さく狂いも少ない。
耐朽性は極めて大きく、白蟻にも強い。
つい、お堅い話しになりましたが、時間ある時に大川の知人の(有)高田製材所さんの
サイトを見て下さい、材木の取扱い種類では日本一の材木屋さんです。
一言で言うとOKワゴンに使う場合、どれも、重量・堅さは、そう変わらず良い材で、
どれを選ばれるかは純粋に好みの問題ですが、材自体の価格が全く異なります。
私は個人的には、ウォルナットが好みかなぁ・・・
他にもブラックチェリーという良い材というか高級材があり、これをOKワゴンに採用
しようかと思いましたが、材の一般認知度に比べて、メッチャ高くて断念しました。